※「 追伸:チャンピオンズカップ 枠順(2021年12月2日現在)」 を追記
さて、今日は中央競馬ではじめてダートでのGⅠレースとなったフェブラリーステークスの日。
ダートの有力馬といえば?
ダートと言えば「クロフネ」。あの白毛初のGⅠ馬「ソダシ」のお父さん。
その「クロフネ」は娘のGⅠ制覇に安心してか、残念なことに今年の1月17日に亡くなってしまったらしい。本当に残念です。
「クロフネ」は早くからレコード勝ちを重ねて注目されていたものの、同期に「アグネスタキオン」、「ジャングルポケット」、「マンハッタンカフェ」などの強豪馬がクラシックで覇権を競っていたため、〇外(←外国産馬のこと)でクラシックレースに出られない「クロフネ」に対しては、3歳時「あぁ、NHKマイルCに勝った馬ね。」というぐらい自分にとってあまり関心がなかったのを覚えている。
ただ、本当にすごかったのはその翌年で、特にダートでの勝ち方がすごかった。
武蔵野S GⅢ(ダ1600)の1分33秒3、ジャパンCダートGⅠ(現チャンピオンズC)(ダ2100)の2分5秒9は現在もJRAレコードとして破られていないスーパーレコード。ジャパンCダートのレース後、武豊騎手が「こんなに強い馬はいままでいなかった。」と語ったらしい。
Youtube動画でその両レースを改めて見てみると、非常に早い仕掛けからのロングスパートが印象的。大きなスライドでどんどん加速してゴールの瞬間まで減速しないその姿は、まるで、同じく大きなスライドでレコード(世界記録)を連発した元陸上短距離の「ウサイン・ボルト」のよう。
そんな「クロフネ」はこちら↓
この驚異的なロングスパートだけを見ても能力の高い馬だったことは容易に想像できるので、その血を受け継ぐ産駒たちにも当然期待してしまう。ただ、現役時代もっと注目して追いかけていたら、今の産駒の活躍がもっと楽しかったのに、、、って非常に後悔している。
なので、お父さんの分まで「ソダシ」を応援します。
「ソダシ」適性馬場は?
その「ソダシ」ですが、2/10に、ノーザンファームしがらき(滋賀県)から帰厩し、次走は桜花賞(4月11日・阪神)の予定みたいで、まだ1か月以上先だが、今からレースが楽しみになってきた。
それにしても、タイトルでも取り上げたけど、「ソダシ」は芝ばかり使われてるけど、ダート適性はどうなんだろうか。
もしかしたら、ダート適性はそれほどないのかもしれないが、お父さんは屈腱炎で引退しなければ、翌年のフェブラリーステークスを狙っていたらしいので、「ソダシ」には是非お父さんの無念を晴らすべく、来年のフェブラリーステークスには是非出走してほしい。
今日のフェブラリーステークスの結果は?
さて、今回のフェブラリーステークスの私の予想は「アルクトス」。
この馬実は、昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI・ダ1600m)で1分32秒7と「クロフネ」のJRAレコードを上回っている。しかも結構大幅に上回っている。
いつものことながら、そんな単純な理由で今回の予想は「アルクトス」。
そして娘の予想は、「ワンダーリーデル」。
理由は、「8歳だし、パドックで最後に登場したから」。。。う、うーん、、、絶対に予想を参考にしてはいけない親子である。
「8歳と言えばじじいだよ」とたしなめてみたが、「パパより若いよ」とのことで、いつにもまして意味不明だったが、まあ、今日の勝ちは貰ったなと内心ほくそえんでいた。
さて、肝心のレースはというと、序盤をひっぱったのは「ワイルドファラオ」。名前からして、おそらく古代エジプト王族の系統である。最終コーナーを回ったところで、まるで王位を譲るかのように入れ変わって、前へ出たのが、もう1頭の王族、1番人気の「カフェファラオ」。9番人気「エアスピネル」が追い上げを見せたが、庶民に王位は譲らぬとばかりに寄せ付けず、そのまま危なげなくゴールへ。
あれ?
スルスルっと内側から上がってきてた3着馬は、なんだろうと見てみると、なんと、、、じじいこと「ワンダーリーデル」!
さすがに驚いたが、3着だから、娘との勝負は、ここは引き分けかと安心したところ、
娘のひとこと、「私の勝ちねっ❤」
という感じの今年初のGⅠレースだった。少し物足りないメンバーとも思ったが、久しぶりに競馬を楽しむ週末はハリがあって、やっぱり楽しかった。
そして、娘との対戦成績はこれで、0勝4敗2分。ルールがよくわからんが、この勝負はまだ第1コーナーを回ってすらいない序盤中の序盤、今は脚をためているだけだからなっ!
2021年フェブラリーステークスレース結果
着 順 | 枠 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | タイム | 着差 | 人 気 | 単勝 オッズ | 後3F | 馬体重 (増減) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | カフェファラオ | 牡4 | ルメール | 1:34.4 | 1 | 3.3 | 35.6 | 514(+10) | |
2 | 5 | 10 | エアスピネル | 牡8 | 鮫島駿 | 1:34.5 | 3/4 | 9 | 28.0 | 35.2 | 488(-4) |
3 | 4 | 7 | ワンダーリーデル | 牡8 | 横山典 | 1:34.8 | 1.3/4 | 8 | 19.3 | 35.7 | 534(+2) |
4 | 8 | 16 | レッドルゼル | 牡5 | 川田 | 1:34.9 | 1/2 | 4 | 6.0 | 35.5 | 490(-4) |
5 | 1 | 1 | エアアルマス | 牡6 | 松山 | 1:35.1 | 1.1/4 | 10 | 37.1 | 36.6 | 498(+4) |
6 | 1 | 2 | インティ | 牡7 | 武豊 | 1:35.1 | クビ | 7 | 17.5 | 35.5 | 518(-6) |
7 | 8 | 15 | ミューチャリー | 牡5 | 御神本 | 1:35.3 | 1.1/4 | 13 | 120.1 | 35.6 | 462(-7) |
8 | 7 | 13 | ソリストサンダー | 牡6 | 北村宏 | 1:35.4 | クビ | 5 | 11.0 | 35.9 | 494(+8) |
9 | 3 | 6 | アルクトス | 牡6 | 田辺 | 1:35.6 | 1.1/4 | 2 | 4.7 | 36.6 | 540(-4) |
10 | 6 | 12 | ヤマニンアンプリメ | 牝7 | 横山武 | 1:35.6 | クビ | 14 | 187.7 | 36.4 | 494(-2) |
11 | 5 | 9 | サンライズノヴァ | 牡7 | 松若 | 1:35.7 | 3/4 | 3 | 6.0 | 35.9 | 542(+8) |
12 | 6 | 11 | スマートダンディー | 牡7 | 秋山真 | 1:36.0 | 2 | 16 | 313.3 | 36.7 | 498(-4) |
13 | 7 | 14 | オーヴェルニュ | 牡5 | 丸山 | 1:36.5 | 3 | 6 | 11.8 | 37.5 | 460(-16) |
14 | 4 | 8 | ワイドファラオ | 牡5 | 福永 | 1:36.7 | 1 | 11 | 41.0 | 38.2 | 514(+8) |
15 | 3 | 5 | サクセスエナジー | 牡7 | 酒井 | 1:37.1 | 2.1/2 | 15 | 228.6 | 37.5 | 550(0) |
16 | 2 | 4 | ヘリオス | セ5 | Mデムーロ | 1:37.7 | 4 | 12 | 48.6 | 38.7 | 462(-4) |
2022年のフェブラリーステークスの記事はコチラ↓
追伸:チャンピオンズカップ 枠順(2021年12月2日現在)
2021年12月5日に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップ(GⅠ 1800m)で、ついに「ソダシ」が砂の舞台へ初挑戦することになった。非常に楽しみです。
枠 | 馬番 | 馬名 | 馬体重 | 計量場所 | 所属厩舎 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ソダシ | 480 | 栗東 | 須貝 尚介 |
1 | 2 | カジノフォンテン | 540 | 船橋 | 山下 貴之 |
2 | 3 | サンライズノヴァ | 542 | 栗東 | 音無 秀孝 |
2 | 4 | インティ | 524 | 栗東 | 野中 賢二 |
3 | 5 | エアスピネル | 496 | 栗東 | 笹田 和秀 |
3 | 6 | テーオーケインズ | 506 | 栗東 | 高柳 大輔 |
4 | 7 | サンライズホープ | 562 | 栗東 | 羽月 友彦 |
4 | 8 | スワーヴアラミス | 490 | 栗東 | 須貝 尚介 |
5 | 9 | オーヴェルニュ | 490 | 栗東 | 西村 真幸 |
5 | 10 | ケイティブレイブ | 526 | 美浦 | 清水 英克 |
6 | 11 | アナザートゥルース | 494 | 美浦 | 高木 登 |
6 | 12 | クリンチャー | 500 | 栗東 | 宮本 博 |
7 | 13 | チュウワウィザード | 494 | 栗東 | 大久保 龍志 |
7 | 14 | ダノンファラオ | 548 | 栗東 | 矢作 芳人 |
8 | 15 | メイショウハリオ | 518 | 栗東 | 岡田 稲男 |
8 | 16 | カフェファラオ | 518 | 美浦 | 堀 宣行 |