今日は桜花賞の日、牝馬クラシック最初のレース。
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アイドルホースといえば
ソダシが人気になりそうだが、アイドルホースと言えばやはり「オグリキャップ」である。
地方(笠松)競馬から中央に乗り込み、短距離から長距離まで、強烈な末脚を武器に勝ちまくった名馬だった。その時代は私は学生だったので実はあまり知らないが、テレビで芸人さんが楽しそうに競馬の話をしていて、競馬って面白そうだなと思ったのを覚えている。その時テレビで語られていた馬たちが「オグリキャップ」、「イナリワン」、「スーパークリーク」である。
これら「オグリキャップ」世代の名馬たちは、その後のゲーム「ダービースタリオン」人気と相まって、その後の競馬ブームの火付け役となった。
そんな競馬ブームの真っ只中だった1994年、「オグリキャップ」の妹、「オグリローマン」が桜花賞を制覇した。
同世代の女傑「ヒシアマゾン」が外国産馬で、クラシックレースには出場できなかったため、1994年クラッシックは主役不在だと思われたが、「オグリローマン」はこのレースでまんまと主役の座に躍り出た形、さすが「オグリキャップ」の妹であり、持ってるなぁという印象だった。
YoutubeチャンネルJRA公式チャンネル
より動画引用
その後活躍できずに引退してしまったが、強くファンの印象に残ったまぎれもなくアイドルホースだった。
さて、今回の桜花賞の予想は
阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を勝利し、白毛人気も相まって、もうすでにアイドルホースと言っていい「ソダシ」。ただし、「ソダシ」が真のアイドルホースとなるためには、ライバルの存在は欠かせない。
ライバル候補となるのは、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)で、ハナ差で競い合った2番人気「サトノレイナス」か、気性に難があるが、まともに走ったときの爆発力に期待してしまう3番人気「メイケイエール」か、それともその他のダークホースが現れるか。「ソダシ」が勝っても負けても、今年の牝馬クラシックはワクワクさせられる。
さて、今回私の予想は「メイケイエール」。
理由は、この馬の出自による。この馬の母「シロインジャー」は「シラユキヒメ」から繋がる「ソダシ」と同じく白毛馬一族らしいのだが、この馬は「鹿毛」に生まれてきてしまった。つまり、高貴な白毛一族の落ちこぼれなのである。(←「落ちこぼれ」というのは、ただのおっさんの妄想なので悪しからず)
そんな「メイケイエール」にとって、白毛を理由に人気の「ソダシ」の活躍が面白いはずがないのである。人気と実力を兼ね備えたエリートの「ソダシ」に対し、この馬はいわば「雑草」。地面を這いつくばってでも、このレースに勝利して人気を勝ち取るしかないというわけである。きっとやってくれるはずだ。
娘の予想は、「ソダシ」。やっぱりソーダシ。
まあ、いいでしょう。願わくば、「ソダシ」と「メイケイエール」の一騎打ちが見たいところだ。
レースが始まった
「ソダシ」は好スタート。「メイケイエール」は馬群を嫌がるため、ハナを切ると予想されていたが、少し出遅れ気味に後方からのスタート。ところが、道中位置取りをぐんぐん上げていき、早めに先頭に立った。そのとき観客から拍手が沸き起こったが、残念ながらそれが最後の見せ場だった。一方「ソダシ」は、先行から4コーナーを回り、直線では他馬より一歩先に抜け出し、突き放した。2番人気「サトノレイナス」が外からすごい追い込みを見せたが、及ばなかった。勝ちタイム1分31秒1のコースレコードでの完勝。奇しくも阪神ジュベナイルフィリーズのときと同じワンツーフィニッシュでの決着だった。
今年はこの2頭の戦いになるのかな。「メイケイエール」にも頑張ってほしいのだが。。。
その「メイケイエール」はというと?
横山典弘騎手(メイケイエール=18着)「返し馬から気持ちが高ぶっていて、ゲートの中も悪かった。スタートも前回くらい出てくれたらと思っていたけど…」
・・・・残念。
娘との対戦成績はこれで、1勝6敗2分。勝ったのが「ソダシ」じゃなんもいえねぇ。