さて、今週はエリザベス女王杯。2021年のエリザベス女王杯にもこの語幹の法則が成り立つ馬が2組出走するみたいですね。
ベガはベガでもホクトベガです
何年経っても、エリザベス女王杯と言えば、「ベガはベガでもホクトベガです」、、、この馬場アナウンサーの実況がいまだに最初に思い出されます。
「ホクトベガ」がその後「砂の女王」と呼ばれるほどに活躍したため、今ではどちらかというと「ホクトベガ」のほうが有名になっていますが、今回は元祖「ベガ」のほうを少し懐かしんでみようと思います。
レースの勝敗は、コースとの相性、レース展開、天気、斤量などの周りの環境や条件であったり、体調やメンタルなどであったり、その馬の競争能力以外の部分の影響をたくさん受けます。よほど実力が抜きん出た馬でなければレースの勝敗にはそれら実力以外の要素に左右されてしまいます。
その馬の本当の実力を知りたいと思うことがしばしばありますが、本当の実力、つまり競争能力そのもののポテンシャルは実際にはよくわからいというのが正直なところです。ですが自分の勝手は思い込みかもしれませんが、その馬の本当の競争能力は、引退後、つまり繁殖に入ってからの産駒の活躍で判断するしかないのではないかと思っています。
「ベガ」オークス勝利の動画
YoutubeチャンネルJRA公式チャンネル
より動画引用
「ベガ」は優秀な繁殖牝馬になった
競走馬としても優秀だった「ベガ」は繁殖牝馬としても優秀でした。つまり本当の実力(ポテンシャル)が特に高いと思わせる馬でした。
GⅠ勝利した産駒が2頭「アドマイヤベガ」(1999年日本ダービー)と「アドマイヤドン」(フェブラリーS、朝日杯FS、帝王賞など地方も併せてGⅠ7勝)。
GⅠには届かなかったものの重賞を勝利した「アドマイヤボス」。
あと一歩のところで重賞を逃した「キャプテンベガ」。
と、レースに出走した産駒はすべてオープン馬となっており、唯一不出走だった産駒「ヒストリックスター」もその仔「ハープスター」が桜花賞を制し、「ベガ」のポテンシャルの高さを証明しています。
さて今年のエリザベス女王杯の予想は
「語幹の法則」(勝手に命名)に則ると今年は2組同じ語幹を持った馬名の組み合わせがいます。
- 「アカイトリノムスメ」と「アカイイト」
- 「ウインマリリン」と「ウインキートス」
つまり、「アカはアカでもアカイイトです!」なのか、「ウインはウインでもウインキートスです!」なのか、でさんざん迷っていましたが、結局「テルツェット」にしました。(なんでやねん ( `ー´)つ)
何と言っても「テルツェット」はこれまで9戦6勝という戦績で、重賞勝ちもあり、実績は十分です。勝ち方は圧倒的というほどの勝ち方ではないですが、何となく勝つってところが、むしろ期待感を掻き立てるというか、強い馬ってそういうものなのかもしれないと期待してしまいます。
娘の予想は「レイパパレ」。理由は「最近調子がいいから」とのこと。
本当にそれでいいのか?と思ったので、
「レイパパレはここ2走負けてるから調子いいとは思えないし、距離にも不安があるんだよ」
と忠告してみたところ、
「レイパパレで!!!」
と、いつになく強めの返事が返ってきたので、、、そこまで強く言うならこれ以上はなにも言うまい、、、。後悔しても知らないからな。
さて、肝心のレースです。
好スタートの1番人気「レイパパレ」は、レース前のルメール騎手の宣言通りいつもの逃げを封印して4番手追走。その「レイパパレ」より前に3番人気「ウインマリリン」が付け、「レイパパレ」を見るようにすぐ後ろから2番人気「アカイトリノムスメ」という序盤。距離不安の1番人気「レイパパレ」は行きたがる馬をギリギリまで抑えて最後の直線に賭けたが、やはり後続に飲み込まれてしまった。「アカイトリノムスメ」は手ごたえよく直線を向いたかに見えたが、仕掛けどころで前が塞がり外に持ち出す不利を受け敢え無く失速。全体としては、ハイペースになった序盤で足を使った先行馬群は、ゴール前でことごとく後続馬群に飲み込まれる形となった。その中でもいち早く抜け出したのが「アカイイト」で、後続馬群を引き連れるように先頭に立ち、スルリと波乱の勝利を奪い取ってしまった。
1着10番人気「アカイイト」、2着7番人気「ステラリア」、3着9番人気「クラヴェル」でした。
いやー、久しぶりの大波乱。夢のあるオッズが出たので、話題騒然でしたね。
そしてもう一つ、話題となっていたのが、「アカはアカでもアカイイトです」でした。
娘との対戦成績は4勝10敗7分。残念ながら今回は引き分けだが、私は必勝法を知ってしまったのだ!
次は「語幹の法則」で絶対勝つ!
2021年 エリザベス女王杯 レース結果
Youtubeチャンネルカンテレ競馬【公式】
より動画引用
着 順 | 枠 番 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 上り | 単勝 | 人 気 | 馬体重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 16 | アカイイト | 牝4 | 56 | 幸英明 | 2:12.1 | 35.7 | 64.9 | 10 | 514(0) | |
2 | 3 | 5 | ステラリア | 牝3 | 54 | 松山弘平 | 2:12.4 | 2 | 36.1 | 25.1 | 7 | 490(0) |
3 | 1 | 2 | クラヴェル | 牝4 | 56 | 横山典弘 | 2:12.5 | クビ | 36.1 | 46.9 | 9 | 456(-4) |
4 | 6 | 11 | ソフトフルート | 牝4 | 56 | 岩田望来 | 2:12.5 | クビ | 36.0 | 74.2 | 11 | 488(0) |
5 | 2 | 4 | イズジョーノキセキ | 牝4 | 56 | 和田竜二 | 2:12.5 | ハナ | 36.5 | 118.3 | 12 | 462(+2) |
6 | 1 | 1 | レイパパレ | 牝4 | 56 | ルメール | 2:12.6 | クビ | 36.9 | 2.9 | 1 | 442(0) |
7 | 2 | 3 | アカイトリノムスメ | 牝3 | 54 | 戸崎圭太 | 2:12.6 | クビ | 36.7 | 3.4 | 2 | 452(+4) |
8 | 6 | 12 | デゼル | 牝4 | 56 | 武豊 | 2:12.7 | クビ | 36.3 | 40.4 | 8 | 484(+2) |
9 | 3 | 6 | ランブリングアレー | 牝5 | 56 | 吉田隼人 | 2:12.8 | 1 | 36.9 | 12.3 | 6 | 478(+4) |
10 | 8 | 15 | ウインキートス | 牝4 | 56 | 丹内祐次 | 2:12.8 | アタマ | 36.6 | 9.7 | 5 | 470(-2) |
11 | 4 | 8 | テルツェット | 牝4 | 56 | M.デムーロ | 2:13.0 | 3/4 | 36.8 | 9.6 | 4 | 424(-2) |
12 | 5 | 10 | ムジカ | 牝4 | 56 | 秋山真一 | 2:13.0 | 1/2 | 36.4 | 208.7 | 15 | 450(-2) |
13 | 8 | 17 | コトブキテティス | 牝4 | 56 | 柴田善臣 | 2:13.2 | 1 | 36.6 | 229.6 | 16 | 440(-4) |
14 | 7 | 13 | リュヌルージュ | 牝6 | 56 | 富田暁 | 2:14.5 | 8 | 38.0 | 372.1 | 17 | 474(-2) |
15 | 4 | 7 | シャムロックヒル | 牝4 | 56 | 団野大成 | 2:14.5 | ハナ | 38.9 | 127.7 | 13 | 502(+10) |
16 | 5 | 9 | ウインマリリン | 牝4 | 56 | 横山武史 | 2:14.7 | 1.1/2 | 38.9 | 5.5 | 3 | 472(-4) |
17 | 7 | 14 | ロザムール | 牝5 | 56 | 池添謙一 | 2:16.7 | 大 | 41.0 | 137.7 | 14 | 494(-8) |