今日は皐月賞。牡馬クラシックの最初のレース。
今年の皐月賞は人気も割れてどうやら混戦模様。
2022年の皐月賞の記事はコチラ↓
混戦模様の皐月賞といえば、1995年皐月賞
主役と目されていたのは、朝日杯3歳ステークス(GⅠ)(現「朝日杯フューチュリティステークス」)を勝利し、弥生賞まで無敗だった「フジキセキ」だが、同馬がレース後、屈腱炎で惜しくも引退。さらに2番手と目されていた「ナリタキングオー」までもが右肩跛行による出走取消となってしまったことにより、1995年皐月賞は主役不在のレースとなった。
「フジキセキ」ファンだった私としては、同馬の引退が決まったあと、泣く泣く夢を託したのが、前年度三冠馬の「ナリタブライアン」と同じ冠名の「ナリタキングオー」だった。ところが、その馬が出走取消となってしまったため、完全に心が折れた皐月賞だった。
そんなこんなで、はっきり言ってどうでもいい皐月賞だったことを覚えている。
そのレースを勝ったのが「ジェニュイン」だった。3番人気からの勝利であり、当時は岡部騎手の好騎乗もあり、フロック勝ちかとも思ったが、後にマイルチャンピオンシップ(GⅠ)を勝利していること、その他のGIレースでも連に絡む走りを何度も見せていることから、今思えばやはり強い馬だった。
YoutubeチャンネルJRA公式チャンネル
より動画引用
サンデーサイレンスの血脈
「ジェニュイン」は「フジキセキ」と同じく、「サンデーサイレンス」初年度産駒である。
「ディープインパクト」、「スペシャルウィーク」、「サイレンススズカ」、「ステイゴールド」等々、名馬の枚挙にいとまがなく、まさに猛威を振るった「サンデーサイレンス」産駒たちだが、彼らが活躍すればするほど、「フジキセキ」が元気に走っていたらどんな活躍をしていただろうという気持ちになっていたのを思い出す。
2021年皐月賞の予想は?
今回の皐月賞では、「サンデーサイレンス」産駒はさすがにもういないが、その孫たちはたくさん出走している。18頭中11頭が「サンデーサイレンス」の孫や曾孫たちである。
今回の予想は、「アドマイヤハダル」。数少ない「サンデーサイレンス」系以外の馬である。正直、もう「サンデーサイレンス」の血脈はお腹一杯なのでありまして、ルメール騎手への乗り替わりもあり期待のかかるこの馬に決定。この馬は、あの「アーモンドアイ」の父である「ロードカナリア」産駒であり、そろそろ「サンデーサイレンス」の時代に終わりを告げるべく、次世代の筆頭株としての活躍に期待したい。
娘の予想は、「ルーパステソーロ」。芦毛か。また毛色で選んだというわけか。
しかし、さすがにその馬はこないぜ、娘よ。ただ私の忠告も虚しく「応援したい」ということで押し切られた。
今回はさすがに楽勝である。
今日の中山競馬場は稍重。レースが始まった。
「ワールドリバイバル」と「タイトルホルダー」のハナ争い。その後ろには、1番人気「ダノンザキッド」、さらにその後ろに2番人気「エフフォーリア」。「アドマイヤハダル」は中団やや後方、最後方から「ルーパステソーロ」といった展開。4コーナーから直線を向いて、早々に「エフフォーリア」が抜け出した。「タイトルホルダー」が粘り、内から「ステラヴェローチェ」が、外から「アドマイヤハダル」が追いすがるも、そのまま差を広げてゴールへ。「ダノンザキッド」は直線に入ってずるずる後退してなんと15着。「ルーパステソーロ」はその前14着。
「アドマイヤハダル」は4着だったので、娘との闘いには勝利したといいたいところだが、次世代の筆頭株と期待したのに、残念な気持ちが強く、馬券にも絡まない順位なので今回は引き分けとした。
あっ、よく見てみると勝った「エフフォーリア」も、2着「タイトルホルダー」も、3着「ステラヴェローチェ」も、4着「アドマイヤハダル」、1着から4着まで「サンデーサイレンス」系じゃなかった。
「次世代筆頭株」たくさんいるではないか、、、。
娘との対戦成績はこれで、1勝6敗3分。